2012.10.17シンスプリント
以前から当院では、運動部に所属する患者さん、特に「陸上」「バスケットボール」、「バレーボール」などのランニングや、ジャンプ、急なターンやストップを繰り返し行うような、脚を酷使している競技の選手が、スネの内側に痛みを訴え来院されることが多くみられます。
症状としては、走っている最中や、走り終わった後に、スネの内側やや下方から上方にかけて痛みを感じたり、足首に対してストレッチングなど抵抗を加えた際に痛みを生じます。
これらの症状から「シンスプリント」が考えられます。
原因として、扁平足などの先天的要因もあるが、硬い地面を走る事によって、足首の負け伸ばしを繰り返して行うことで下腿骨膜に損傷や炎症が生じて発生します。中には、ひどいものでは疲労骨折してしまうケースもありますので注意です。
シンスプリントの急性期の治療としては、ランニング等の運動を中止して、まずは患部をアイシングする事が重要です。そして、徐々にストレッチングやマッサージなどで周辺筋群に対し、柔軟性を確保するとともに、筋肉トレーニングを開始していきます。
当院では、急性期の症状に適した治療機器を多数備えてありますので、急性外傷等の際はご来院下さい!
(永島)