2017.10.17乳酸
疲れがたまる原因として広く知られている『乳酸』ですが実は「疲労物質ではない」というのは最近の常識です。
乳酸は無酸素運動の際に糖からエネルギー(ATP)を作る時に同時に作られるものです。
乳酸は時間が経つと肝臓へと運ばれ、再び糖へと再合成されますが、その前に有酸素運動のエネルギーとして利用されることもあります。
有酸素運動では、乳酸を水と二酸化炭素に変える過程でエネルギーを生み出します。
有酸素運動の方がエネルギーを生み出すスピードが遅いため、無酸素運動によって作られた乳酸を消費しきれず、体内に溜まってしまいます。
これが乳酸が溜まると疲れがたまると勘違いされるところです。