2013.01.13回外・内転損傷
今回は回外・内転損傷について書かせて頂きます!
これは皆さんがよく知っている足首の捻挫の時に発生しやすい型です。
なので日常的にいつでも起こりうる損傷の仕方とも言えます。
この損傷では足首が底屈しさらに内がえしすることにより前距腓靭帯の損傷(一般的な捻挫)が起き、さらに力が加わると踵腓靭帯が損傷します。
また、踵腓靭帯の引っ張る力により外くるぶしの骨折が起こることもあります。
更に強い力が加わると距骨が内くるぶしにぶつかり内くるぶしを骨折します。
このようになると、関節を構成している骨の連結が無くなるので足首が脱臼します。
ここまで起これば見た目の違いや出血も起こるので分かりやすいですが、外くるぶしの骨折までだと見た目の変形も余りないので分かりにくい骨折と言えます。
変形が余りないので整復はしないことがあります。が、脱臼と骨折が合併した場合は整復が必要となります!
この損傷が起きた場合はどの損傷だろうと必ず固定を施します!ですが、損傷した程度に合わせての固定となります!(櫛渕)