今日は半月板損傷についてご説明します。
そもそも半月板とはなんでしょうか？
今までも説明してきたように膝の関節は大腿骨、脛骨、膝蓋骨の三つの骨で構成されていますね。
この大腿骨と脛骨の間に関節半月と言われる内側に内側半月と外側に外側半月が両骨間に介在し、適合性を高める役割と衝撃を柔げるクッションの役割をしています。

特に内側半月の損傷が多くみられ、若い人のスポーツ外傷として発生する事が多いです。

・どんな時に発生するのか？
膝を曲げた状態で膝を強く捻った際に、関節の間に挟まれた半月板の一部が引き裂かれるようにして発生します。

・症状として
受傷直⇨歩く事が困難となり膝の関節運動が制限されます。
また、関節内に血腫がたまる事により、膝蓋跳動もみられます。
他にも嵌頓症状（膝に物が挟まれて膝の曲げ伸ばしが困難になるもの）やクリック音を確認するものもあります。
長期にわたるものでは、大腿四頭筋の萎縮をみるなどの症状としてあります。

・治療方法として
まずは、ＲＩＣＥ処置を行い患部を安静にしましょう。
痛みや腫れがひいてきたら、関節機能の回復を目的に、大腿四頭筋やハムストリングスの運動をして運動機能を回復させる事が大事です。
中には、手術適用のものもあるので、お膝を怪我された場合はお早めに受診ください！
まだまだ寒い日が続きますのでウィンタースポーツなどで怪我をされる事もあるので無理をしないで楽しんでくださいね！
（永島）