今週からは膝蓋骨の脱臼を詳しく紹介します!
この脱臼は先週も話した通り、余り発生しない脱臼です。
発生するとしたら大きな力が加わった時か、先天的な発育異常や発育していく途中で異常をきたす場合に力が加わると起こることがあります。
先天的な要因として大腿骨の角度異常やQ角と言う角度の増大(図、参照)があげられます。
後天的な要因として大腿四頭筋の脆弱化等があげられます!
脱臼しても自然整復されることが多いので症状は特にありませんが膝の不安感などがあることがあります。
不安感がある場合や再脱臼を起こすことがある時は包帯と厚紙副子などで固定をすることがあります!
余り発生することのない脱臼ですが固定はしっかりとします!(櫛渕)