2013.03.03先週の続きです!
先週で膝関節の前方脱臼をやりましたので、今週は後方脱臼、側方脱臼、回旋脱臼について紹介します!
まずは後方脱臼です。
後方脱臼は前方脱臼に比べると少ないですが、交通事故の際に足をダッシュボードにぶつけ、発生することが多いです。その他にも膝を曲げた状態で下腿が急停止し、体が前進する力による発生することがあります。
この場合膝は伸びたまま動かなくなり、膝の前後径が増大します。
次に側方脱臼です。
側方脱臼は内側と外側のどちらにでも発生しますが、多くは外側に脱臼します。
この場合は膝の横径が増大し、外側では下腿が外旋、内側では下腿が内旋します。
最後に回旋脱臼です。
回旋脱臼はきわめて稀な脱臼です。
大腿と下腿がお互いに逆回旋することにより発生します。
どの脱臼も発生と同時に靭帯、血管、神経を損傷することがあります!
そしてきちんと整復してから固定に移ります。
固定は前方脱臼と同様にクラーメル金属副子や厚紙副子、重症の場合はギプス固定もすることがあります!!
次回は違う損傷を紹介しますので是非ご覧ください!(櫛渕)