2015.03.10テキスト・サム損傷
「気が付いたら小指が変形していた‼」
そんな怖い症状を訴える人が相次いでいる。
今朝、テレビの音声からそんなコメントが聞こえた。
小指の第1関節と第2関節の間の部分がへこむ、場合によっては
指が半ば歪んだ状態になっている例さえ見られる。
どうしてこんなことになってしまうのか。
因みに海外では「テキスト・サム損傷」と呼ばれている!
原因ではないかと多くの人が疑っているのが、近年普及が著しいスマートフォンだ。
スマホの持ち方には人によって差があるが、親指~薬指の4本で背後からホールドし、
さらに小指をスマホの底に置いて支える、という持ち方をする人が多い。
この持ち方をすると、ちょうど上記の第1~第2関節の間の部分に、スマホの重みが
かかる格好になる。それが、小指の変形につながっているのではないか、と推測されている。
これら小指の「変形」のすべてが、スマホの使いすぎによるものかはわかりませんが
海外ではこうしたスマホなどが原因で起こる指へのダメージはすでに「テキスト・サム損傷」
と呼ばれ、問題視する声が広がっているそうです。
スマホが怖いのは、端末を握った状態のまま、指先だけで操作できてしまう点です。
この姿勢・動作が持続することで、指を伸ばす筋肉と曲げる筋肉のバランスが崩れ、
関節の障害や腱鞘炎などを発症しやすくなります。
また肩にも力が入りやすく、コリや頭痛、更には眩暈(めまい)や吐き気の原因にもなりえます。
こうした「スマホ症候群」を予防する為にも、使用時間をできるだけ短くし、
休憩を挟むことが大事だと考えます。