2015.08.28打撲をナメテはいけません!
最近、非常に多い「打撲」について
打撲とは・・・
いわゆる打ち身のことです。誰でも一度は経験があるかと思います。
一般的に打撲をすると皮下組織を傷つけ出血します。皮下に青黒く出血斑が出現して腫れてき
ます。軽度の打撲であれば、湿布を貼って包帯で圧迫固定を施行すれば1週間から2週間ぐら
いで良くなります。
しかし、打撲でも関節周囲の打撲や出血・腫脹の強い打撲では専門家による固定や施術を必要
とします。特に、関節周辺の打撲では、関節を動かすたびに傷ついた組織も動き、同じ程度の
関節周囲以外の打撲と比べて、多くの内出血や腫れが起こります。
その出血した血液が線維化していく過程で、関節組織が部分的に癒着したり、シコリ状の瘢痕
組織が関節機能をつかさどる組織の運動を妨害することにより、関節拘縮が生じます。
関節拘縮を起こすと半年や1年の治療期間を必要とし、場合によっては後遺症として関節拘縮
が完全に治らないままの状態で固まってしまうこともありますので、関節周囲の打撲や重度の
打撲では、早急にご来院されるようにして下さい。