2012.11.06火曜日の召田です!パート8
今回で骨折の治癒過程も最後の段階になってきました。ということで最後の段階「リモデリング期」について書いていきます。
リモデリング期とは・・・
密度の低い仮骨が少しずつ必要な栄養などを吸収していき、通常の強い骨に置き換わりその骨が本来もっていた正常な形や構造になっていきます。この時期になると再び骨折することはありません。
このような段階を経て骨折は治癒していきます。ですが骨折は骨が癒合して終わりではありません。骨が癒合しているときは長期間の固定をしているので、関節が硬くなったり、筋肉が痩せてきたりなどの機能障害も起こしていきます。それを回復していくのにも時間がかかります。骨折部位にもよって異なりますが、一般的には骨が硬化した日数の2~3倍の時間が必要とされます。小児の場合ですと成人に比べて2~3割ほど早く回復します。
なので皆さんが思う「骨折すると長くかかる!」というのは、このような段階を経て治癒してくので多くの時間がかかってしまうのです。