2012.12.04火曜日の召田です!パート12
今回は子供の骨折の中の骨端線離開(こったんせんりかい)について書いていきます。
大人の方は手を衝いたときに骨の部分で折れますが、子供の場合では骨の部分の中の「骨端線(軟骨)」で折れることがあります。この「骨端線」の部分で折れることを「骨端線離開」といいます。
目立った外傷がなく腫れたり痛みを伴うだけの場合もあり、捻挫と診断されることも多いのが特徴です。 成長期の子どもにみられる骨折で、気づかずに放置すると、骨の成長が阻止され、左右の腕や足の長さが違ったり、身長の伸びが損なわれる場合があります。
時には部分的に成長障害が起こった場合には、例えば、骨の内側だけがふつうに成長し、外側の成長が悪い、と言うようなことが生じます。そうすると、結果として内側だけがのびてくるので、骨は外側に向けて曲がってきて、骨折はまっすぐ治ったのに成長に伴ってだんだん曲がってきたと言うことが生じます。こうなると手術的に骨を矯正してあげなければ治りません。
という怖いものもあるので子供が転んだなどの時には早めに受診されることをオススメします。