今回はハムストリングスのストレッチについて書いていきます。

まずハムストリングスとは太腿（もも）の裏側にある大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、この３つの筋肉を合わせていいます。そしてハムストリングは股関節の伸展（股関節を後ろに動かす）と膝関節の屈曲に働き、走る競技にとって最も重要な筋肉です。姿勢維持などにも関与してくるのでここの筋肉の柔軟性があるほうが無理せず動くことができます。

ストレッチの原則としては無理をしすぎないことです。ストレッチをしている時によく見る光景で反動をつけて「グッグッ」とやり息を止めてやっている方が多いですがそれは間違いです。反動をつけてしまうと肉離れの危険性が出てきてしまうからです。反動をなくし自分の精一杯まで伸ばし（イメージとしては「グーッ」という感じで「伸びてるー」と思うくらいの感じです。）息を吐きながらやるのが効果的です。

二人でやる場合は片方の足を上げる際に膝をしっか伸ばし曲がらないようにして下さい。反対側の膝を曲げていると効果がないので反対側の膝も伸ばしてやりましょう。そして必ず相手に聞きながらストレッチをするようにしましょう。一人でやる場合は画像のとおりにすればオッケーです。