2013.03.17膝の外傷④
今週は前・後の十字靭帯の損傷について紹介します!
まず十字靭帯とは膝が前後に動いたり下腿が捻れたりする動きを制限する靭帯です。
なので先週紹介した側副靭帯と一緒に損傷することがあります。
では詳しく紹介していきます!!
先ずは前十字靭帯損傷です。
ジャンプの着地や急停止、急な方向転換時に損傷する非接触型のものと、ラグビーのタックルなどで膝に外反、回旋が加わり損傷する接触型に分類できます。
接触型の場合は内側側副靭帯などの靭帯損傷が合併することが多いです。
損傷した際に膝がずれたような感覚や断裂音があることが多いです
さらに痛みと膝の不安定感があり、数時間後に出血による腫脹、膝を曲げることが制限されます。
前十字靭帯は関節内に存在するため癒合することが望めないのでスポーツ選手や、仕事などでよく動く方は手術の適応となります!
ですがあまり動かない方は膝を軽く曲げた状態でクラーメル副子や厚紙副子、ポリキャストなどで固定していきます!
その後は経過と共に膝を曲げる運動→伸展運動を行っていきます!
後十字靭帯については来週紹介します!!(櫛渕)