よく小さい子の肘が抜ける、という事を耳にしたことはありませんか？
これは専門的にいうと「肘内症」といって脱臼の分類に入ります。
新生児〜5歳くらいまでに多く、肘を伸ばした状態で強く手を引っ張った時などに多発します。
子供はすぐに痛い、と泣き出して腕をブランとさせ動かさなくなります。
この症状がでた場合はすぐに来院してください。
迅速に対応させて頂きます！

整復が完了しても、痛みの記憶が子供には強く残るので、
大体の子供は入ればすぐに手を動かし始めますが、一部の子はその記憶のせいにより、腕をブランとしたままにします。数時間様子をみていただければ、だんだんと動かし始めますので安心してください。

一度肘が抜けてしまうとクセになりやすい傾向があるので、 その後の注意は必要になります。 ただ、6歳くらいになると骨がしっかりと形成されてきますから 手を引っ張って抜けることはほとんどありません。(稀に形成が遅く、抜ける子はいますが。。) 症状が出た場合、まずは焦らずになるべく患肢を動かさない様にし 様子を見るのではなく、早めに当院に来院してくださいね。 (中山)