2012.09.12白血球減少
【全身性エリテマトーデス】SLE
20~30歳代の若い女性に多く発症、男女比は1:9。
エリテマとは、顔や手に出現する紅斑と呼ばれる赤い発疹のことです。体内に種々の自己抗体ができることが原因と考えられています。
症状として、発熱・全身倦怠感・体重減少などがあり、皮膚症状として頬から鼻にかけて出現する紅斑=蝶形紅斑が特徴。
白血球減少、赤血球減少(貧血)、血小板減少がみられます。白血球の中では特にリンパ球が減少します。
手の平や指に出る紅斑は、しもやけの様に見えることもあります。日光にあたると赤くなり痒くなったりして水膨れができる日光過敏症。脱毛なども見られることもあります。また、寒い日には寒冷刺激で指が白くなり、その後紫色になることもあります。
SLEについて、私たち柔道整復師の範疇ではありませんが、時として外来患者さんの様子をみたり、お話を聞いている中でふとしたサインを感じることがあります。そのサインを見逃さず、早期に専門医を紹介することで患者さんが回復して頂ければ幸いです。