2016.09.07癖⁉️
今日は懐かしい患者さんが来院されました。
初めて当院を受診されたのは、かれこれ15年前だと記憶してます。
当時、中学生だった頃、部活動を頑張り過ぎて腰を痛め、一生懸命通院してくれた事を今でも鮮明に覚えています。
当時の同級生も大勢通ってくれました。
その子達も、今では立派なパパとママです。
「先生、◯◯さん 覚えてる?」
「子供が肘を脱臼して大変だったんだよ!」
「癖になっている!と言われたみたいで、
心配している」
そんな事を聞きました。
直接見た訳ではないのでハッキリとした事は言えませんが…
おそらく「肘内障」(ちゅうないしょう)ではないかと思います。
乳幼児特有の脱臼で、3〜5歳位が一番発生率が高いです。
まだまだ、骨が未熟な為にチョット腕を引っ張ったり、振ったりすると抜けてしまいます。
大半は就学時、つまり小学校入学する頃には肘の骨も出来上がってくるので脱臼する事は殆どなくなります。
就学時迄に10回脱臼する子もいれば、1回だけという子もいます。
「癖」という言葉が適しているか、どうかは判断が難しいところですが、当院では「癖」という考えは全くありません。
理由は一つ。完全に治るケガですから。
◯◯さん、心配しないで大丈夫だよー!