2019.08.31子供に多い!
皆さんこんにちは。
今日は、お子さんに多く起きる骨折のひとつ、「上腕骨顆上骨折」についてです。
では、上腕骨顆上とはどこの場所をいうのでしょうか?
①肩に近い部分
②肘関節周囲
③腕の真ん中
正解は‥②です
肘関節は上腕骨、前腕骨2本の計3本のホネで構成されています。
この肘関節のすぐ上、上腕骨側で骨折するのが上腕骨顆上骨折です。
多くは、転倒や落下等により手をついた時に反る形で負傷します。
症状としては、肘を動かさない、手を触らせない、腫れがあるケースが多いです。
このような時は、この骨折を疑います。
この部位の骨折は周辺に神経や血管が通っているため骨折により骨にズレが生じた場合、神経や血管を損傷する危険性があります。さらに合併症として、骨が曲がったまま癒合してしまうと、内反肘(肘の先が内側を向いてしまう状態)となる恐れがあります。
このような状態を避けるためにも早めの医療機関の受診をおすすめいたします。
先日、当院に来てくれた患者さまです。
ブロックの上で遊んでいたところバランスを崩して、落下の際に手をついてしまい負傷されて来院されました。
来院時、肘の痛みが強く腫れもありました。
肘関節を少し動かす際にも痛みは強く出る状態でした。
エコー画像検査によると骨のズレは見られないが、骨折の固有症状があり、患部を固定した後に医療連携医院の受診をおすすめしました。
結果、骨折部にズレはないが、上腕骨顆上骨折との事で、3週間のギプス固定となりました。
写真のご協力ありがとうございました
まだまだ暑くて大変だけど、頑張って治そうね!
お怪我の際、わからない事があればいつでも、島骨にご相談くださいね。